検査概要
近年、ノロウイルスによる食中毒や感染症が多発しています。食中毒の原因物質としてはノロウイルスによるものが件数、患者数とも常にトップを占めています。
ノロウイルスの感染経路は複数あり、主に以下のものが考えられます。
- 食品 → 人 :ウイルスに汚染された食品を食べたことによる感染
- 人 → 人 :ウイルスに感染した人の嘔吐物や、糞便からの感染
- 人→ 食品 → 人:ウイルスに感染した食品調理従事者などを介して汚染された食品を食べたことによる感染
また、ノロウイルスに感染していても発症しない場合もあります。この様な人を健康保菌者と呼び自覚症状の無いまま他人に感染させてしまったり、食品などを汚染してしまう可能性があることが大きな問題となっています。健康保菌者を検便検査により早期に把握することが、食中毒予防のために非常に有効的です。
当所ではノロウイルスによる食中毒予防対策として、検便のノロウイルス検査を実施しています。
検査方法
リアルタイムRT - PCR法
(遺伝子を増幅させて確認する方法で、短時間で精度の高い結果が得られます。)
* 大量調理施設衛生管理マニュアルにて推奨されている検査法です。
※注意事項
検体は、できるだけ冷凍状態でお送りください。
検査日数
検体受付日より1~2営業日
(受付時間や検体数により検査日数が延びる場合があります)
* 陽性が検出された場合はご連絡を行います(速報サービス無料)